仙台市若林区 S様邸 外壁・屋根塗装リフォーム事例
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弊社HPより調査・診断とお見積りのお申し込みを頂き、7日後に調査診断書を添えてお見積りを提出しました。 コロニアル屋根は以前から塗膜の剥がれ・変褪色などが劣化が進行し、外壁廻りでは見切り板や梁・柱型などの塗膜剥がれ・褪色が進んでいる状況でした。 サイディングの板目地・サッシ廻りのシール材は至る所で剥離が見られ、このままでは内部に雨水が侵入しかねない状況で、お客様には全面的な撤去・打替えを提案させて頂きました。 当初、塗替えを予定していたコロニアル屋根ですが、屋根に上がってみると簡単に割れてしまう程劣化が進み、塗替えでは対応出来ない旨報告させて頂き、予定を変更して全面的なカバー工法による屋根工事となりました。 お客様には予定外の出費になりますが、今後、塗装仕上げでは漏水に至る可能性が残る為ご理解を頂き工事に着手しました。 |
外壁・屋根塗装リフォームの流れ
屋根 119.1㎡(カバー工法)、外壁 1F サイディング133.0㎡(UVプロテクトクリアー)2Fリシン(Hana-226)、軒天 22.9㎡、軒樋、竪樋、物置、破風、鼻隠し、外壁板目地・サッシ廻りシール打替え、その他工事 | 26日間 | ||
コロニアル屋根カバー工法(ガルバリュウム鋼板)水性シリコン樹脂塗料(外壁)、水性エマルジョン塗料(軒天)、ウレタン樹脂塗料(鉄部・塩ビ製品) | ¥2.000.000 |
屋根のカバー工法とは既存のコロニアル屋根を撤去せず、ケラバ(切妻屋根の妻側に見える屋根の端)の一部を撤去し、アスファルトの防水シートをコロニアルに打ち付けて貼り、その上から長尺物の屋根材を下から葺いて行く工法です。屋根の谷間の樋も同様にして板金を貼り込み、棟押さえ板金を剥がして棟木も交換し、長手・妻側の庇を板金で包み込んで仕上げます。 この工法のメリットとして、既存のコロニアルの撤去・処分が殆ど無く、上からの「被せ工法」により高い防水性と耐久性が得られる事に有ります。特に、アスベストを含んだ旧タイプのコロニアルの撤去がなく、屋根の葺き替え工法と比べ騒音や粉塵の飛散もなく、撤去作業や処分などの経費の削減と工期の大幅短縮が図れます。 デメリットとしては、上から被せるので下地がそのままになってしまう事と、屋根が重くなってしまうのでやや耐震性が不利になります。 なお、このカバー工法はトタン屋根(瓦棒屋根を含む)やアスファルトシングル屋根にも施工可能ですが、瓦・セメント瓦・波板スレート屋根には施工できません。 また、サイディングの板目地とサッシ廻りのシーリングも劣化が進み、全面的な撤去・打替えをさせて頂きました。 |
築10年目ですが、コロニアル屋根、サイディング板目地シールの劣化が顕著です。 | コロニアル屋根には各所にひび割れが見られました。 | コロニアルは劣化のため脆くなっており、体重を乗せると簡単に割れてしまいます。 |
化粧幕板、軒樋・縦樋の塗膜剥がれ・褪色が見られます。 | サイディング板目地はシールの硬化・剥離・チョーキングが進行しています。 | サイディングのチョーキングはまだ発生せず、まだ光沢を保っています。 |
北面の屋根はカビ・藻の発生が見られ、入念な洗浄作業で除去します。 | 長尺物の板金とアスファルトルーフィングを荷揚げし、全て屋根に固定して作業を進めます。 | 塩ビ製の軒樋は塗料の密着を良くするためにペーパー掛けをします。 | |||
カバー工法の際にはケラバの一部を撤去してからアスファルトルーフィングと屋根材を貼り込みます。 | 谷間の樋はルーフィングを張り付けてから板金作業に入ります。 | 腐食の進行しやすい棟押さえ板金を解体して内部の棟木を交換します。 | |||
カバー工法は防水性を確保する為、ルーフィングも板金も下から上方向に貼り進みます。 | 板金は防水シートの上に下から順に釘を打って葺いてゆきます。 | 軒先のケラバや鼻隠しを板金で被せて葺きます。 | |||
ケラバ・谷樋 施工完了 |
鼻隠し 施工完了 |
棟押さえ板金 施工完了 |
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硬化・剥離が進んだサイディング板目地・サッシ廻りシールは全面的に打ち替えします。 | 湿気が残りやすくカビの生えやすい軒天は軒天専用透湿性塗料を2回塗布します。 | まだチョーキングの進んでいないサイディングには耐候性の有るクリアー塗料(UVプロテクトクリアー)を2回塗布します。 |
施工完了 | 施工完了 |
施工完了 | 施工完了 |
施工完了 | 施工完了 |