仙台市太白区 O様邸 外壁・屋根塗装リフォーム事例
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築26年の大和ハウスの2階建て木造住宅ですが、震災時はさほど目立った損傷は有りませんでしたが、今まで一度も塗り替えを行なっていないため屋根・外壁の劣化はかなり進んでいました。 震災時に地盤が傾いてしまい、床がわずかに傾斜しているため解体も考えられたた様ですが、あと5年から10年持ちこたえたいとのご要望でした。 |
外壁・屋根塗装リフォームの流れ
コロニアル屋根 139.0㎡(コーヒーブラウン)、外壁 吹付けタイル 178.0㎡(Hana-201) 1、軒天43.0㎡ (白)、軒樋、竪樋、戸袋、破風、鼻隠し(コーヒーブラウン)、その他の工事 例:屋根、外壁、軒天、破風、その他の工事 |
26日間 | ||
強化シーラー3回塗り、コロニアル屋根用シリコン樹脂塗料2回(屋根)、水性ケンエース(軒天)、ウレタン樹脂塗料(鉄部・塩ビ製品) サイディング縦目地シール打替え(不良箇所のみ) | 139万 |
築26年のコロニアル屋根の塗装ですが、足場を架設後再調査した結果塗膜の劣化の他、コロニアルの屋根材の劣化が著しい事が判明しました。更に、高圧洗浄の際には塗膜が剥離して母材が露出し、ヒビ割れや剥がれ、反りなどが各所に見れれました。 その為施主様と協議を行い、今回は塗装は困難の為カバー工法への変更をご提案しましたが、現在の借家のため空屋になり次第家を解体する予定の為、予定通り塗装仕上げとなりました、但し、母材自体が劣化してもろくなり、下地から剥がれたり簡単に割れれてしまう可能性は残ることを前提に工事に着手しました。 まず、高圧洗浄は時間を掛けて充分に脆弱な塗膜や藻・泥汚れ等を除去します。屋根の汚れは想像以上で軒樋は泥で埋まるほどの流出が有り、既存の塗膜は殆どが剥離して素地は露出しています。 2日間の充分な乾燥期間を開けた後、下塗りはエポキシ系の強化シーラーで浸透させて表面を保護しますが、1回目では吸い込みがが激しくて3回目でようやく止まり、鏡面は濡れ色になって下地は整いました。一部の剥がれたコロニアルを再接着したり、ヒビ割れ箇所にシール処理を行ないます。 次に、中塗り・上塗り共細部を丁寧に刷毛塗りで仕上げ、ローラーで全体を仕上げます。塗装の際にはコロニアルを割らないように細心の注意を払う必要があります。特に、足場の解体時には破損し易いため足場屋さんには念を押しておきます。 |
施工前 | 施工前 |
施工前 広範囲に模が発生し、既存塗膜は殆ど剥離していました。 |
施工前 高圧洗浄後 コロニアルは劣化が進んで脆く割れやすい状況でした。 |
施工前 軒樋の勾配不良により雨水が流れにくくなっています。 |
施工前 軒樋・竪樋も紫外線による劣化が進み脆く割れやすくなっています。 |
施工前 外壁サイディング縦目地シールのひび割れ。 |
塗膜は紫外線により分解されてチョーキングが発生しています。 | 施工前 玄関廻り。 |
土砂が堆積して広範囲に藻が発生しているため、高圧洗浄には通常の2倍の手間と時間がかかります。 | 高圧洗浄後。全ての塗膜は剥がれてコロニアルの母材が露出しています。 | エポキシ系の強化シーラーはコロニアルの表面に浸透して強化して保護します。 |
強化シーラーは吸い込みが止まるまで塗るため、結局3回塗りとなりました。 | 中塗り。弱溶剤系シリコンア樹脂塗料を刷毛で細部を塗りロ-ラーで仕上げます。 | 上塗り。塗膜厚がついて光沢も増してきます。 |
破風のペーパー掛け。 |
カチオン型シーラーを塗布して仕上げ材の密着を強化します。 | 雨戸は3~4回のスプレー塗装で綺麗に仕上げます。(刷毛塗りと違って刷毛目がでません) |
施工完了 |
施工完了 |
施工完了 |
施工完了 |
施工完了 |
施工完了 |
施工完了 |
施工完了 |