仙台市泉区 H様邸 外壁・屋根リフォーム塗装事例 平成24年8月
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築35年の木造家屋で10年前に塗り替えを行なったお客様です。当初は屋根・外壁とも塗替えを希望されていましたが、屋根に上がって調査を行った所塗装では対応出来ないことが判明しました。 コロニアル屋根材は劣化が進んで脆弱化と塗膜剥がれが進み、軒樋は勾配が取れていないため水が溜まって流れない状況でした。 その結果、屋根はガルバリューム鋼板のカバー工法に変更となり、傷んだ二期土井・縦樋・集水器も交換する事になりました。 外壁のサイディングは塗膜の変褪色が進みチョーキングしていますが、震災によるひび割れや欠損もなく比較的良好な状態でした。 ただ、外壁の板目地とサッシ廻りのシールは破断・ヒビ割れ・硬化・チョーキングが進み、全面撤去打替えを行なう事になりました。 |
外壁・屋根塗装リフォームの流れ
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24日間 | |||
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189万 |
高圧洗浄の後、屋根のカバー工法に当たってはまず軒先を一部撤去し、雪止めもサンダーで切断して外します。長年の風雨で傷んだ棟押え板金を外して棟木を全て交換し、防水シートを張りながら下から上に向かって屋根材のガルバリュウム鋼板を張り込みます。 今回は棟押さえ板金は設けずに釘を打たない「つかみ込み」で張り込みます。意匠的には棟押さえを設けたほうが良いのですが、最後に釘で止める為年数が経てば釘が緩んで浮いてくる事があります。その為、「つかみ込み」の方が耐久性に優れるという見方もできます。 外壁の板目地とサッシ廻りのシールの打替えを行い、外壁は高圧洗浄の後接着料に優れるカチオン系の下塗り材を塗り、水性系のシリコン樹脂塗料2回塗りで仕上げます。 なお、シーリングは既存シールを撤去しない被せ工法(上掛け)も有りますが、厚みが2.0mmほどしか無くて耐久性がなく剥がれ易い為、弊社ではご予算の許す限り全面の撤去打替えをお勧めしています。 震災で傷んだ玄関の床タイルの張替え・基礎廻りの隙間のモルタル充填・フェンス支柱廻りの補修・補強を行い施工完了となりました。 |
北側のコロニアル屋根は特に劣化が進み、塗膜の剥がれが多く見られます。 | 経年劣化したコロニアル屋根は塗り替えても母材表面から剥がれ易くい。 | 軒樋は勾配が取れていない為水溜りが生じています。 |
軒天・外壁サイディング共にチョーキングが発生し、塗膜の保護機能は失われています。 | 南面は特に塗膜の劣化が進みやすく、窓廻りの木部は塗膜の剥がれが多く見れます。 | サッシ廻りの下端のシールは劣化し易く、剥離やヒビ割れによる漏水の原因となる。 |
震災の影響と思われるサイディングの欠損。 | アルミ製の玄関扉は塗膜の剥離が著しく、大きく美観を残っています。 | 震災のものと思われる玄関床タイルのヒビ割れ・欠損。 |
高圧洗浄で藻や脆弱化した塗膜を丁寧に除去します。 | コロニアルの先端の一部を撤去。 | サンダーで雪止めを切断撤去。 |
棟押さえ板金を外して傷んだ木部を交換します。 | 既存のコロニアルの上に防水シートを下から上に貼り付けます。 | 棟押え箇所は板金を曲げて「つかみ込み」で固定して行ます。 |
屋根材を棟まで張り込みます。 | サイディングの板目地シールを撤去打替え。 | サイディングは横目地に刷毛入れを行なってからローラーで塗ります。 |
施行完了 |
施行完了 軒樋の取り付け完了 |
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施工完了 集水器&竪樋の取り付け完了 |
施工完了 サッシ廻りシール打ち替え完了 |
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施工完了 軒天・バルコニー外壁 |
施工完了 出窓トタン小屋根 |
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施工完了 外壁サイディング |
施工完了 玄関アルミ扉 仕上げ材の密着強化の為エポキシ系錆止め剤を下塗り。 |
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施工完了 玄関床タイル張替え |
施工完了 フェンス基礎廻りモルタル整形(エポキシ樹脂モルタル) |
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施工完了 バルコニ床周りの隙間をシール処理+モルタル充填。 |
施工完了 フェンス基礎アンカー止め補強 |