宮城県富谷市 T様邸 外壁・屋根塗装リフォーム事例 2018.06
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HPよりお申し込みを頂き、1週間後に建物診断書と見積書をお届けしました。施主様のご要望としては外壁塗膜がひどく劣化しない段階での塗替えを希望され、塗替え塗料については耐候性に優れたフッ素樹脂塗料の指定を頂きました。 バルコニー床の防水性が低下して漏水に至る前の防水工事を選択され、平場・立ち上がりのFRP防水も施工する事になりました。 モニエル瓦屋根は当初塗り替えのご予定は有りませんでしたが、足場架設後の調査により予想以上の塗膜の劣化(スラリー層の剥がれ)が確認され、追加工事として塗り替える事になりました。 |
外壁・屋根塗装リフォームの流れ
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16日間 | |||
マイルドシリコン(大同塗料)、オーディフレッシュF100(外壁) 水性ケンエース(軒天)、ウレタン樹脂塗料(鉄部・軒樋・竪樋・破風板) FRP防水(バルコニー床) | 160.0万 |
既存の外壁はやや目の荒いリシン吹き仕上げで、築12年目で退色がやや進みチョーキングが見られます。サッシ廻りのモルタル外壁には入隅部のひび割れが散見され、微弾性フィーラーを刷り込んでから目立たないように刷毛でちらし、全面を下塗りしてからふっ素樹脂塗料を2回塗布します。 仕上げ材のフッ素樹脂塗料は半艶仕上げとしましたが、リシン面は目が荒く塗布量は標準塗布量の1.3倍ほどになり多く消費します。 モニエル瓦のスラリーは当初のクリアー層が剥離し、着色剤のスラリーが流出している状況でした。 施主様に屋根の現状確認を頂き、モニエル瓦の塗替えをご検討頂きましたが、今回はマイルドシリコン(大同塗料)を選択して頂きました。この塗料は2液型のシリコンアクリル樹脂塗料ですが、特徴はプライマーなどの下塗りは必要なく、標準仕様では仕上材の2回塗りで仕上がることに有ります。 但し、既存のスラリー層を可能な限り除去することが前提で、今回はトルネードタイプのノズルで時間を掛けて高圧洗浄し、落ちにくい箇所は金属フラシ掛けを併用の後2回目の高圧洗浄を行いました。洗浄後は軍手で擦っても着色剤が付かない状況を確認して塗装作業に取り掛かります。 モニエル瓦は7箇所のひび割れや欠損が見られましたが、現在、メーカー3社とも生産を取りやめているため瓦の入手は困難で、シリコンシール処理で補修を行いました。 メーカーの標準仕様では素地の痛み具合により3~4回塗りが必要と有りますが、今回は比較的吸い込みは少なく2回塗りで仕上がり光沢も出ました。 施工するに当たっては高圧洗浄時の養生対策が必要で、今回は屋根の軒先から高さ1.5m程度までメッシュ養生して隣家への飛散を防ぎました。隣家に車があったり洗濯物干しがしてある場合には特に注意が必要です。また、多量の着色剤の流出が有りますので、破風板や樋の洗浄が必要になる場合が有ります。 |
施工前 | 施工前 | 施工前 |
施工前 |
施工前 | 施工前 |
高圧洗浄 スラリー除去のため2回洗浄します。 |
スラリー層が無くなるまで丁寧に洗浄します。 | 瓦の下端に刷毛入れます。 |
下塗りは吸い込みが有ります。 | ローラーで全体を仕上げ、シーラー無しの2回塗りで仕上げます。トテキストテキストテキスト | 軒天は透湿性のある軒天専用塗料(水性ケンエース)で2回塗り仕上げ。 |
軒天・外壁の高圧洗浄。 | 開口部のひび割れは水性の微弾性フィーラーを刷り込んで補修します。 | 下塗りは微弾性フィーラーを全面に塗布。 |
下塗り完了。 | 中塗りは少し色を落として上塗材との識別を行います。 | フッ素樹脂塗料の2回目(上塗り) |
破風板をペーパー掛けしてウレタン樹脂塗料を2回塗り。 | 軒樋・竪樋の目荒らしのペーパー掛けの後ウレタン樹脂塗料を2回塗り仕上げ。 | 屋根のガラリも同様にウレタン樹脂塗料2回仕上げ。 |
施工完了 |
施工完了 |
施工完了 |
施工完了 |
施工完了 |
施工完了 |