仙台市青葉区 Y様邸 屋根・外壁塗装施工事例 2024.04
築34年の木造住宅のモニエル瓦・外壁塗装を施工させて頂きました。
築34年経過する木造の住宅ですが、今回が第２回目のモニエル瓦屋根・外壁吹付スタッコ調の塗替えを施工させて頂きました。 モニエル瓦の北面棟廻りの塗膜は広範囲に塗膜剥がれが生じ、今回は最も密着性に優れる水谷塗料のモニエル瓦専用プライマー＆専用シリコン仕上げとさせて頂きました。 また、スタッコ調の外壁には震災時にひび割れを補修した跡が残り、塗膜の変退色と共に美化を損なっている状況でした。
工事の概要
| 地域 | 仙台市青葉区 |
|---|---|
| 施工箇所 | モニエル瓦屋根・破風・軒天・外壁・ベランダ手摺・笠木・メッシュ・雨戸・戸袋・軒樋・竪樋 玄関扉 他 |
| 施工内容 | 屋根塗装・外壁塗装 (モルタル＆サイディング)・ |
| 工期 | 30日間 |
| 施工費用 | 183.0万 |
| 築年数 | 築34年 |
| 使用商材・建材 | 屋根：ルーフマイルドシリコン 外壁：パーフェクトトップ（17-50D） 外壁サイディング：UVプロテクトクリアー 軒天：水性ケンエース（白） 鉄部・塩ビ製品：ウレタン樹脂塗料 |
お客様からのご要望
以前、モニエル瓦の塗装と3.11震災時に外壁の修繕・塗装を行ってから13年が経過し、モニエル瓦屋根の塗膜剥がれを業者さんに指摘され、一部の瓦の脱落も確認されて建物全体の塗替えを決意されました。
スタッコ調のモルタル外壁にはひび割れをUカットシールした跡が各所に残り、塗膜の変退色を伴って美観を損なう状況でした。
明和からのご提案
足場架設後の調査によりモニエル瓦は広範囲に塗膜剥がれが確認されましたが、原因は以前塗装された時の塗膜の密着性又は洗浄作業に問題が有ったと考えられます。
今回はクリアー層を除去して入念な屋根の洗浄を行い、密着性に優れたモニエル瓦専用のプライマーを使用した水谷塗料の「マイルドシリコンsi」をお勧めしました。
外壁のひび割れ補修の後はカチオン型の補修材（カチコテ）で左官仕上げを行って平滑にした後、パターンローラーで模様を付けて微弾性フィラーを塗布し、シリコン樹脂塗料２回塗り仕上げとしました。
施工前
施工前
施工前
モルタル外壁の変退色
施工前
外壁サイディングは比較的良好な状態です
施工前
モニエル瓦屋根は北面の塗膜剥がれが顕著です
施工前
木製の破風板の塗膜剥がれ
施工前
スタッコ調吹付面外壁のチョーキング
施工前
軒樋・軒樋の褪色
施工前
ベランダアルミ手摺・笠木の褪色
施工前
Uカットシールの補修跡
施工前
建物の美観を損なっています
施工前
軒天部の汚れが見られます
施工前
雨戸・戸袋の褪色
施工前
南面外壁は全般的に紫外線による劣化が進んでいます。
施工中
高圧洗浄
浮いた塗膜・スラリー層を入念に除去する
脆弱部はブラシを併用する
モニエル瓦専用シーラーを塗布
塗膜伯剥離部は吸い込みが止まる迄シーラーを２～３回塗布する
瓦の下端にも入念に刷毛入れを行う
シリコン樹脂塗料中塗り
シリコン樹脂塗料上塗り
施工完了
外壁補修（ひび割れ跡の補修）
施工前 ひび割れ補修跡
カチオン系補修材をコテ仕上
刷毛で平滑仕上げ
補修完了
パターン戻し
外壁塗装
破風板のペーパー掛け
ウレタン樹脂塗料２回塗布
軒天 透湿性塗料２回塗布
外壁 微弾性フィラー塗布（下塗り）
外壁 ラジカル塗料（パーフェクトトップ）中塗り
外壁 ラジカル塗料上塗り
外壁 施工完了
軒樋 ペーパー掛け+ウレタン樹脂塗料２回
メッシュ ペーパー掛け+ウレタン樹脂塗料２回
アルミ手摺 エポキシ錆止め+ウレタン樹脂塗料２回
雨戸・戸袋 エポキシ錆止め+ウレタン樹脂塗料２回
遮光フィルム張替え
竪樋の根詰まり解消 竪樋及び埋設管の交換
外壁塗装はモルタルスッタコ吹付面はラジカル塗料（パーフェクトトップ）、玄関廻りサイディング面は弱溶剤クリアー塗料（UVプロテクトクリアー）とさせて頂きました。ラジカル塗料はシリコンを上回る耐候性が有り、比較的価格が安い割にはフッ素に近い塗料として人気が有ります。 屋根特に外壁の色彩決定には主に奥様のご希望でしたが、既存色を大幅に変更することなく新鮮味のある色に仕上がったと思います。 ベランダのアルミ手摺・笠木や玄関アルミ扉を塗装する際にはペーパー掛けを行い、密着性を向上させるためのエポキシ樹脂塗料を下塗りする必要が有ります。 また、古くなった住宅ではよくある出来事ですが、雨水枡から竪樋の地中埋設管に木の根が侵入して詰まってしまう事例が有ります。詰まってしまった埋設管は再利用できない為、掘り返して新規に配管する必要が有ります。
施工完了
施工完了
施工完了
施工完了
施工完了
施工完了
施工完了
施工完了
施工完了
足場の架設状況